ウソをつく子は悪い子?

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ウソをつく子は悪い子なのでしょうか

 

ちょっとバツが悪い事があると
「眠い・・・」
「おなかがすいた」
「ここが痛い」
等と明らかにウソと
思える事を言う時があります。

 

 

あまりに毎回だと
ママとしてもこのままで
良いのかしら?と
心配になりますね。

2

 

ウソをつくのは悪いこと?

1.そのウソ本当?

ウソをついているなと
思われる時に
「そんなウソを言わないの!」と
言葉をかけることも
ありますよね。

 

でも、実はお子様は
ウソをつきたくて
ついているわけではありません。

 

気持ちを言葉で
表すことが難しいので
モヤモヤした気持ち
悲しい気持ちを
「眠い」
「お腹が空いた」
「痛い」等の言葉で
辛い気持ちを
訴えているのです。

 

2.ウソをついていると思ったらまずお子さまの言葉を繰り返す

ウソをついていると
思ったら、まずは
何も考えずに
一言目はお子様の言葉を
繰り返しましょう。

 

 

オウムのように
言葉をそのまま繰り返し伝えます。

 

 

その時に「ねー!」と語尾に
つけるのです。

 

 

「眠いのねー」
「お腹が空いたのねー」
「ここが痛いのねー」

 

これが”共感”の言葉の
一つとして伝わります。

 

 

こうすることで
いったんお子様の気持ちが
落ち着くのです。

 

 

でも、これだけでは
本当のお子様の気持ちは
改善されていません。

 

 

なぜかというと
「眠い」
「お腹がすいた」
「ここが痛い」等の
言葉の裏にもっと奥にある
別の気持ちが潜んでいるからです。

 

3.「何かあったのかな?」と聞いてみましょう。

ウソをついたのではなく
その時の気持ちを何と
言ってよいのかわからないのです。

 

そんな時は
「何か嫌な事があったのかな?」
聞いてみましょう。

 

 

「本当はやりたかったけれど
お友達がやっていて
出来なかった」

 

「おもちゃを取られて
しまったけれど
言えなくて悲しかった」

 

 

「夢中になれるものがなくて
つまらなくなってしまった」

 

等と、必ず理由があります。

 

 

まだ。言葉にすることが
難しいので
聞いても答えられなかったら
代弁してあげましょう。

 

 

「本当はやりたかったけれど
お友達がやっていて
出来なかったのかな?」

「おもちゃを取られて
しまったけれど
言えなくて悲しかったかな?」

 

「夢中になれるものがなくて
つまらなくなってしまったのかな?」

 

等と、その場の状況を見て
予測されることを
言葉にして伝えましょう。

 

 

代弁することで
こういう時には
こうやってしゃべればいいんだ、と
いうことがわかります。

 

 

気持ちを伝える事は難しい?

 

自分の気持ちを人に
わかってもらえると
心が安心します。

 

でも、気持ちを言葉にして
伝えることほど
難しいことはありません。

 

大人でもそうですよね。

 

 

 

1.ウソをついたら教えるチャンスと思う

 

気持ちを何と伝えたら
良いかわからないから
とりあえず
ウソをついておく

 

 

こんな時には
どういったらよいかを
教えるチャンスだと思いましょう。

 

お子様の気持ちを察して
大体予測できることを
そのまま言葉にして伝えます。

 

これが上手にできている
パパやママのお子さんは
自分の気持ちを伝えるのが
とても上手になります。

 

小さいうちに小さなトラブルで
練習していくのです。

 

大きくなってから
友達とのトラブルやケンカの
原因は大体この時期の
コミュニケーション力が
育ったかどうかで
影響が出てしまいます。

 

お友達を叩く
お友達に何かされても我慢している
親の言うことを聞かない

 

等、トラブルを巻き起こす
お子さんに限って
コミュニケーション力が足りない
お子さんが多いのです。

 

トラブルを起こす前に
気持ちを伝えることができれば
トラブルにならない事が
ほとんどですが
まだお子様には
その力がついていないと
解決にならずに
困った子として
レッテルを張られていくことに
なってしまいます。

 

2.お子様に対して自分の気持ちは言ってはいけないと思っていませんか?

ママ達とお話ししていると
意外とご自分の気持ちを
伝えていらっしゃらない方も
多いようです。

 

お子様が自分の気持ちを
伝えられるようになるためには
パパやママの気持ちも
伝えていくと
人の気持ちが汲み取れるように
なりますよ。

 

まずはお子様の気持ちを代弁したら
「ママはこう思っているよ」と
伝えてみましょう。

 

「本当はやりたかったけれど
お友達がやっていて
出来なかったのかな?」

 

「ママはね、そんなあなたの事を
見ているとかわいそうって
思うのよ。貸してって
言えば貸してもらえるのになって」

 

3.言葉を豊かに持ちましょう

今の現代社会は活字離れしてしまい
コミュニケーション力が育つ
環境も意識していかないと
持てません。

 

簡単にメールのやり取りで
済ませてしまう生活をしているので
無理もありませんね。

 

言葉の数を沢山知っていると
豊かな表現ができ
気持ちを人に伝えるのも
ラクにできるようになります。

 

その為には
パパやママが意識して
・絵本を読む
・お話をする
・実況中継のように今やっている
状況を話して聞かせる
(例えば料理をしている時、
洗濯をしている時等)6
・お子様が興味を持っていることに
話題を持っていく

 

等、豊かな言葉のシャワーを浴びせましょう。

 

ウソをついたらやめさせるのではなく
教えるチャンスと思う

 

 

どうぞ楽しんで取り組んでみてくださいね。

 

 





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