「貸してあげなさい」は非常識

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3歳までに天才スイッチONにする
輝きベイビー育ての専門家 伊藤美佳です

 

昨日は毎月開催している子育て・講師養成講座でした。

 

子育てについて勉強する機会がない上に
お子様連れで参加できる講座として
生徒様に喜ばれています。

 

講座中、お子様たちが繰り広げるケンカ

 

それはまさに現場での実例をもとに
解説できる格好の場となります。

 

お子様のケンカを
大人はどう見守るのか、
どのような言葉を
かけていくのかを
講座の内容と連動させて解説しています。

 

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昨日ももうすぐ3歳になる男の子が
シュレッダーに夢中になり
そこへ1歳の女の子が途中参加しようと
手が出て来ました。

 

男の子は夢中になっていたところへ
侵入、邪魔されそうになり
女の子を押して倒してしまいました。

 

そして、シュレッダーを持って
必死に逃げ回ります。

 

さて、皆さんはこのような場面の時
男の子のママだったら
「貸してあげなさい!」と
我慢をさせますか?

 

それとも、そのまま放っておきますか?

 

お友達に貸せないお子様に
押してしまったりして
大変!と焦りますよね。

 


思いやりがない
優しくない
等と思ってしまったり
放っておくなんて、他のお母さんの手前
「何もしないお母さん」としてレッテルと
貼られたくない、との思いで
仕方なく止めている・・・

 

このあたりが現状ではないでしょうか。

 

勿論女の子が倒されて泣いているので
「ごめんね」と一旦ママが謝ることは必要
かもしれません。
(相手のママの想いを考えるとね)

 

でも、それ以上に「貸してあげなさい」

 

というのは間違っていると思います。

 

この男の子はシュレッダーの遊びに
夢中でした。

 

そこを中断させられるほど
男の子にとって辛いことはないのです。

 

だって、
発達に必要だから
生きる為に必要だから

 

だから夢中になるのです。

 

私はその男の子が満足するまでやらせてあげてほしいと思っています。

 

 

自分でもういい、となった時に
心が満足し、満たされた時
余裕が出て、初めて周りの状況が
読めるようになります。

 

自分が満足すれば人にも優しくできるのです。

 

自ら優しい人になってほしければ
心が満たされる経験を沢山してほしいからです。

 

でも、常識といわれる大半の行動は
「貸してあげなさい」ではないでしょうか。

 

どうぞ、お子様の能力を最大限に伸ばし
発揮させるために、満足して自分でやめるま
でやらせてあげる環境を作ってあげてください。

 

そして、先ほどの1歳の女の子は
どうしたかというと。

 

押された後、ママに抱っこされて
しばらく泣いていましたが
すぐに諦めて他の遊びをしていました。

 

どうしてもやりたいことは
人は待っていられるのです。

 

どうしてもやりたくなければ
すぐに違う遊びを探します。。

 

どうしてもやりたいと思ったことは
その時に必要な活動に出会ったという事です。

 

だから待てるのです。

 

もし、この時に女の子がどうしてもやりたければ男の子のそばに行って
じーっと見ていると思います。

 

そこで、今必要な活動なんだなとわかります。

 

その時は手を出さずに待たせてあげましょう。

 

お兄ちゃんが終わったら貸してもらおうね、と言っておけば待てます。

 

この『待つ』ということもとても大切な
行為です。

 

『待てる』ということは
『人を許す』という行為にも繋がります。

 

人を許せるようになると
自分の世界が広がります。

 

人を許せるようになるには
待てる経験も必要なのです。

 

昨日は講座の中で
繰り広げるお子様たちの行動を
中心にお伝えしましたが
私もまた勉強になった一日でした。

パパとママはこれだけ読めば大丈夫3歳までの褒め方で天才スイッチがオンになる!輝きベイビーメール

 

 

 

 

 

 

 





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