お子様が自分で考える習慣を身に付けるには

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3歳までに天才スイッチONにする
輝きベイビー育ての専門家 伊藤美佳です

 

 

子育てで一番多いご相談が
『子供が言う事を聞いてくれない』

 

いろんな場面で親の思うとおりに
いかずにイライラして怒ってしまったり
子供も癇癪を起してしまったりで
上手くいかない

 

一体どんなやり方でどんな伝え方で
子供が言う通りに動いてくれるの
だろう・・・

 

と、悩んでいるパパやママは多いと
思います。

 

これにはたった一つの解決法があります。

 

お子様に聞いてみる

これだけです。私が幼稚園の
運営を任された時、先生方は
指示を受けその通りに
動くとても素直な先生方でした。

 

でも、職員会議で何かを決める時
特に先生の意見を求める時には
答えが返ってきませんでした。

 

何でもいいから言って下さい

 

と言っても何も答えが返って
来なかったのです。

 

あとで個人的に聞いてみると
「どうせ言っても
くつがえされるから
言っても無駄だから」

 

という答えが返って来ました。

 

どうも私が赴任する前に
指示や命令で動かされていた
先生たちだったようでした。

 

何を言っても否定されるなら
もう考えてもしようがない

 

だから、言われた事をしていれば
無難に終わるから

 

 

こんな考え方が当たり前になって
いました。

 

 

そこで、私がやっていったのは
先生方に聞く事でした。

 

「先生はどう思うの?」

 

「先生はどうしたいの?」

 

「どっちがいいと思う?」

 

ひたすら聞きました。

 

最初はそれに慣れていない先生は
「先生聞かないでください」と
言われてしまいました。

 

 

今まで否定されて来たから。

 

何を言っても

 

聞いてくれない

 

良しと言ってくれない

 

ダメと否定される

 

こういう経験が自分の考えを
することを無意識に止めていたのです。

 

自分で考える習慣が
作られていないんだなーと
思わされました。

 

これからの時代は
自分で考え、自分の想いを言葉で
人に伝えてわかってもらう

 

これがもっとさらに求められていく
時代です。

 

だから私は「聞かないでください」と
言われた先生にまずやったこと

 

 

それは、共感です。

 

「先生はよくやっているよ。
頑張っているよね」

 

「先生があれしてくれたから
こんな事ができるようになったのね」

 

「先生のあれ良かったよね」

 

と・・・・・。

 

とにかくその先生にピッタリ張り付いて
観察し、先生の頑張りを探し
言葉にして伝えすべてを肯定する

 

 

これをやり続けました。

 

その上でまた聞いてみる

 

「先生はどうしたいの?」

 

「どっちがいいと思う?」

 

「何か良い方法があるかな?」

 

これを意識して繰り返ししていきました。

 


最初はそれでも
「わからないです」

 

と言っていた先生も2~3か月経った頃

 

聞かなくても自分の考えを言うように
なって来ました。

 

そのうち、どんどんやりたいことを
言ってくれるようになって来ました。

 

「子供達と〇〇しようと思うんです」

 

「こんな事はどうでしょう」

 

・・・と。

 

 

 ただ、ここで一つだけ
気を付けなくてはならない事が
あります。

 

 

それは 

どんな事でもいったん
受けとめる

 

 

先ほどの例のように
これを言ったら否定される

 

 

笑われる

 

 

ダメだと言われる

 

と思ったら人は言わなくなります。

 

 

だから「それはまずいな」と思うことは
いったん受けとめたうえで、
本人が自分でリスク回避策を
考えられるよう、さらに質問します。

 

 

「なるほどね!そう思ったのね。」

 

「もし、それやったらどうなるかな?」

 

とさらにその先の展開まで
想像できるように聞きます。

 

 

これは小さなお子様
赤ちゃんでも同じです。

 

ずり這いしている赤ちゃんに
「どっちのおもちゃがいいかな?」
聞くとちゃんと目で見て教えてくれます。

 

「今おしっこしたいのかな?
それともおっぱい飲みたいのかな?」
聞くと、ちゃんと目で合図してくれます。

 

その時にお子様の気持ちを汲み取る
事を意識するだけでお子様からの
サインが読み取れるようになります。

 

 

まだしゃべれないお子様でも
こちらが一人で考える過程を話して
聞かせてください。

 

 

そして、お子さまだけではなく
旦那様や友達にも全く同じ会話で
相手の気持ちを引き出すことが
できます。

 

 

共感+質問+共感+質問

 

これを繰り返していくと相手が
本当の気持ちを考えるようになります。

 

本当の気持ちを話してもいいんだ

 

とわかるとどんどん自分の考えを
伝えるようになります。

 

どんどん考えて伝えて形にしていく
ことができます。

 

これから新しい発想力・創造力が
求められていく時代に
今からの日々の会話が
未来を切り開く力をつけていくことが
お分かりだと思います。

 

さて、今日のあなたは
お子様に何を聞きますか?

 

 

すぐに効果が出なくても
しばらく『聞く』を続けてみてください。

 

 

お子様自ら行動するように
必ずなりますよ。

 

私の主催している
セミナー・スクール・講座では
お子様たちが遊んでいる場面は
まさに実例としてその場で
皆で学べる場となっています。

 

例えばおもちゃの取り合いの時

 

ママがどのように接したらよいか

 

言葉はどのようにかけたらよいか

 

どのように手を出さず見守ったら良いか

 

 

お子様に考えさせ
行動させるために
どのようなサポートができるのか
ママたちも考える場と
なっています。

 

大抵はすぐに止めてしまい
大人が解決するように
なっているのではないでしょうか。

 

そして、「ごめんないさい」でしょう?

 

と、言葉まで促したりして。

 

 

私たちは今まで
言われたことは素直にやるように
指導されて来ました。

 

 

口答えするな

 

とも言われていたくらいですから。

 

 

だから考えさせる習慣を身につけるには
相当時間がかかります。

 

でも、ひたすら意識して訓練していく
事で徐々に上手くなって行きます。

 

そんな会話力を身に着けて
お子様自ら考えて行動できる
未来に輝けるお子様に育てて行きましょうね。

 





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