夜ふかし、睡眠不足の悪影響

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3歳までに天才スイッチONにする 

輝きベイビー育ての専門家 伊藤美佳です。

 

昨日は睡眠が脳機能を作ることをお伝えしました。

 

2010年にイスラエルの著名な

子どもの睡眠研究者、アビ・サデー氏らが

調査した3歳以下の乳幼児の

1日の睡眠時間を国・地域別に

あらわした表があります。

 

 

これによると

日本の乳幼児の1日の総睡眠時間は、

11時間37分と17カ国・地域中で

もっとも短く、最長のニュージーランドと

比べて約1時間40分も少なかったのです。

 

また、パンパースが行った

赤ちゃんが寝る時間の

国際比較調査があります。

 

この調査でも日本の乳幼児が

平日の夜10時以降に

寝ている割合は50%近くに

達していて、諸外国と比べて

突出して高くなっています。

 

睡眠時間が極端に少ない

日本の子どもたち

 

ではどのような影響があるのでしょうか。

 

夜ふかし、睡眠不足による悪影響

として、科学的に証明されている

ことがあります。

 

・成長が遅れる

身体の成長を促す成長ホルモンの

分泌が抑えられてしまうので

骨・筋肉・血管などの細胞が

増えにくく、成長のバランスが崩れやすくなる

 

・脳にある体内時計が乱れる

私たちは朝目覚めてから

14時間後より徐々に

眠気を感じるように体内時計が

セットされています。

 

体内時計が狂うと

自律神経が乱れ

活動全体が低下します。

 

園や学校に行き始めて

平日に比べて週末に3時間以上

遅くまで寝ている子どもは

睡眠不足があると考えられるそうです。

 

・知能や運動神経の発達の遅れ

寝ない子は脳の海馬が

寝る子に比べて小さいそうです。

海馬が小さいということは

記憶力が低下してしまうということです。

 

その他にも判断力、認知力が

低下すると言われています。

 

運動機能やコミュニケーション不足も

生じさせてしまいます。

 

・情緒が不安定に

イライラ、攻撃的、不機嫌・・・

園への行きしぶりや

不登校が起きやすくなります。

 

・病気のおおもと

肥満、免疫力の低下

老化の促進、糖尿病

がんなどを誘発

 

特に2歳以下の子どもの眠りは

健康な脳、ひいては

心身を作る重要な土台と

なっていきますので

規則正しい睡眠の習慣が

いかに大切かわかりますね。

 

日本は諸外国に比べて

親と一緒の部屋に寝ていることが

多いので、親が寝ないと

子どもが寝ない

といった事情もあるのでしょう。

 

そして、今はパパやママも

忙しくついつい夜が遅くなってしまって

子どもも付き合ってしまう

というような生活習慣になって

いないでしょうか。

 

睡眠が子どもの成長に

多くの影響を与えることを

知った上で、今一度

生活習慣を見直ししていく

必要があるかもしれませんね。

 

では、どうしたら睡眠時間を

しっかり確保できるのか

年齢別にもう少し一緒に考えて

いきたいと思います。

 





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