落ち着きのない子供が変わった理由

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幼稚園の生活は集団で一斉に椅子に座って
教師の話を聞く時間があります。

 

ある年長の男の子はジッと
座っていることができません。

 

教師が話をしていると話の
途中で割り込んで来るので、
先に進めることができません。

 

実際、クラスをスムーズに進められず
やりにくい子どもだと思っていました。

 

ところが、その子は実は頭の回転が
早いがために
次から次へと興味・関心が
向いてしまう
のだとわかりました。

 

そのように見方が変わると
話の途中で割り込んでくる理由も
ちょっと暇になると部屋中歩き回る理由も
仕方がないことなのだと
わかって納得できました。

 

そこで、教師が選んだその子の接し方
よほどの場合でない限り
部屋の中では自由にさせました。

 

今まで歩き回っては椅子に
座らせていたのを自由にさせました。

 

話の途中で割り込んで来ても
理由がわかったので迷惑と思わず
さりげなく対応していました。

 

心から子どもを理解することが
できた
ので教師はその子を
受け入れることができたのです。

 

さて、その後、その子が変化して来ました。

 

それは、教師が話をしている時に
今までは座っていられなかったのが
座っていられるようになったのです。

 

しかも、身体をプルプル震わせながら・・・

きっと本人は動きたくてウズウズ
していたのだと思います。

 

でも、自分の事をわかってくれた
大好きな先生のために自分から
動くのを我慢して座っていたのです。

 

こんな健気な姿に気づいた教師も
ますます愛おしくなり
お互いの信頼関係はさらに深く結ばれて行きました。





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