幼児が悪いことをしたときの叱り方

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子どもがイタズラをした
いう事を聞かない時等
どうやって叱りますか?

基本悪い事、良い事というものは
存在しません。

 

だから、叱ったり謝らせたりするのは
大人の都合だったりします。

 

幼稚園でよくあることの一つに
何か悪い事をすると
権威のある人に謝らせる
ということがありました。

 

幼稚園の木のみかんを取っちゃった時、
ガラスを割っちゃった時、
ある先生は「伊藤先生に謝りなさい」と
子どもを連れて来ました。
そして、「ごめんなさい」を言わせるのです。

キャプチャ

多分、もうやらないようにと権威ある人に
怒ってもらおうという昔ながらの
やり方を忠実に守っていたからでしょう。

 

でも、私はとても違和感を感じていました。

 

なぜ子どもはごめんなさいを
しなければならないのかしら?
こんな風に思っていました。

  

私は謝ることよりも
何かやってしまったら
その後にどうしたらよいか
質問し、考えさせていました。

 

「みかん美味しそうだったね。
食べたかったの?よく取れたね。
高い所登って怖くなかった?
みんなも食べたくなったかもね。
これどうしようか。
今度木に登るときは先生に教えてね。」

 

「ガラス割っちゃってびっくりしたね。
どうなったら割れちゃったの?
ボールガラスに向けて投げたから割れちゃったのね。
割れたガラスは尖がって危なかったね。
今度割れないようにするにはどっち向いて投げたらいいかなー」

 

謝ることよりも『原因と結果』を聞きました。

1.なぜその行為をしたのか
2.その行為をしたことでどういう事が起こったのか
3.何か事態が困ったらどうすればよいのか
4.今後、そのような時にはどうすればよいのか

すると、今度やろうとする時に
ハタッと自分で考えて行動するようになりました。

 

多分ただ「謝りなさい」と
言われて言っただけでは
条件反射のように
「謝れば事なきを得る」ことを
覚えてしまうでしょう。

 

次の時も同じことをしてしまうだけで
改善が見られないのです。

 

謝罪よりもどうしたら良いのかを
聞いていくと、その時は時間がかかっても
あとから自分で考えて解決できる
自立したお子さんに育っているこくことでしょう。

 





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